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気候変動や大気汚染による健康被害|医療費増大の問題も

今、世界では気候変動による異常気象をはじめ、化石燃料による大気汚染などの影響でさまざまな健康被害が起きています。 また健康被害により医療費が増大し、経済的負担が大きくなって生活が不安定になるといった二次災害も起きているのです。 今回は、気候変動や大気汚染による健康被害や医療費増大の問題についてわかりやすく解説します。 気候変動や大気汚染による健康被害で医療費が増大 気候変動や大気汚染による健康被害は増加傾向にあり、それに伴って医療費が増大していることが明らかになっています。 米国の環境保護団体「NRDC(天然資源防護協議会)」や「気候と健康に関する医学会コンソーシアム」が出した報告書によると、米国では気候変動と大気汚染に伴う医療費が年間8200億ドル、日本円にして年間約90兆円を超えると推定しています。 また、対策を強化せずこのまま気候変動が進めば、数年間で医療費がさらに増大すると予測しています。年間約90兆円は一人当たりに換算すると約27万円であり、経済的負担は決して少なくありません。 健康被害によって思うように働けなくなると、労働生産性が低下して生活費がまかなえなくなるなど、家庭や社会においても二次被害が発生してしまうのです。 (参照:気候変動がもたらす健康への影響が深刻化 米国では医療費が年間90兆円超に) 気候変動や大気汚染によって起きている健康被害...

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気候変動やさまざまな脅威によるペンギンへの影響

愛らしいフォルムで人々を魅了するペンギン。そんなペンギンが気候変動をはじめとするさまざまな脅威によって減少しているといいます。南極に住むペンギンたちは今、どのような脅威にさらされているのでしょうか。 今回はペンギンに襲いかかる脅威やペンギンを守るためにできることを解説します! ペンギンが絶滅の危機に瀕している? ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校とノースイースタン大学の科学者が2020年に行った調査によると、南極半島の近くのエレファント島にいるヒゲペンギンの個体数が1970年代初頭の計測時に比べ60%近く減少していることがわかりました。 また、あるペンギンの群れでは77%減少していたとされています。さらに2022年の最新ニュースでは、南極大陸に生息するコウテイペンギンが2050年までに26~47%減少すると予測し、米内務省の魚類野生生物局(FWS)は「絶滅危惧種保護法」の対象にコウテイペンギンを加えると発表しました。 ペンギンはこれまで6000万年という長い歴史の中で、気候変動に適応し進化をくり返してきました。しかし、進化速度は現代に近づくにつれ大幅に低下しており、近年の急激な気候変動に進化が追いつかない可能性があると研究者は語っています。 (参照:減り続けるペンギンを救う方法) (参照:コウテイペンギン、気候変動で絶滅の危機に 米当局) (参照:Penguins Are...

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環境問題を学べるゲームにはどんなものがある?学ぶメリットも解説

SDGsへの関心が高まり、学校教育でも環境問題について学ぶ機会が作られています。そんな中、遊びながら環境問題を学べるゲームが増えています。 今回は環境問題についてゲームで学ぶことのメリットや、環境問題を学べるゲームの種類や特徴を解説します。 ゲームで環境問題について学ぶメリットとは? まずは、ゲームで環境問題を学ぶとどんなメリットが得られるのか見ていきましょう。 勉強が苦手でも、ゲームなら楽しみながら知識を深められる 子どもでも大人でも勉強への苦手意識がある人は、一定数いるのではないでしょうか。「環境問題」という言葉を見ると、なんだか難しいイメージで学ぶ気になれないという人もいるかもしれません。 しかし、ゲームであれば「学ぶ」というよりも「遊ぶ」感覚で、環境問題について知識を深められるメリットがあります。 親子で遊び、環境のためにできることを考えるきっかけができる 環境問題は実際に自分の生活に直接影響が出ない限り、なかなか興味・関心を持つことは難しいものです。しかし、環境問題をテーマにしたゲームで遊んで疑似体験をすることで、自分にとってより身近な問題としてとらえられるようになります。 ゲームの中だけではなく実際に起きている問題であることを認識できれば、日常生活での行動にもつながっていきます。...

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水耕栽培は冬もできる?温度や日照不足の解決策とおすすめ野菜

室内で手軽に植物を育てられることから人気が高まっている水耕栽培。しかし、冬は外気温が下がり日照時間も短くなるため「水耕栽培は無理なのでは…?」と不安に感じている人もいるかもしれません。 そこで今回は「冬の水耕栽培」をテーマに、温度や日照不足の解決策に加え、冬の栽培におすすめの野菜をあわせて紹介します! 水耕栽培は冬でも可能!ただし注意点も… 結論からお伝えすると、室内での水耕栽培は冬でも可能です。しかし、植物の生育には日光と適切な気温が不可欠です。住んでいる地域にもよりますが、冬は外気温が下がり雪や曇天でなかなか晴れないことがあるでしょう。 気温が低過ぎたり日光が当たらなかったりする場合には、発芽しにくくなるほか、根から水分や養液を吸収する力が弱くなり、成長が遅れる可能性があります。そのため冬に水耕栽培を成功させるには、日当たりや温度管理に十分注意しなければなりません。 温度管理の解決策 温度管理は基本的に暖房をつけて室温を暖かい状態に保つことで解決できます。深夜に暖房を消す場合には、植物が冷え過ぎないよう段ボールで周りを覆うなどして防寒対策をしてあげましょう。 また、植物のプランターの下に園芸用の保温マットを敷くという方法もあります。常に一定の温度で保温できるため、冷えが気になる深夜でも暖かい状態をキープできます。 加えて冬場は水道水が冷えているため、水分を補充する際には少し温度を上げた状態で補充するのがおすすめです。そうすることで、植物にかかるストレスを減らすことができます。 日照不足の解決策...

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環境のためにレジ袋を買わない人は何割?エコバッグの忘れ防止対策も

レジ袋が有料化されてから約2年経った今、スーパーやコンビニではエコバッグを使っている人をよく見かけるようになりました。 今回はレジ袋が有料化された理由を振り返り、レジ袋を買わない人はどれくらい増えたのか、またエコバッグを忘れてしまいがちな人のために、エコバッグ忘れの防止対策もあわせて紹介します。 レジ袋が有料化された理由 日本では2020年7月1日から全国でレジ袋が有料化されました。それ以前から有料化しているコンビニやスーパーもありましたが、環境省からレジ袋の有料化が義務づけられたことにより、1枚あたり2円〜5円ほどで販売されるようになりました。 では、なぜレジ袋が有料化されたのでしょう。それは、レジ袋の原材料であるプラスチックが環境汚染の原因のひとつであるためです。 プラスチックの製造・廃棄の際に排出される二酸化炭素(CO2)の量が、2050年には全体のCO2排出量の15%を占めると予測されています。また、プラスチックの廃棄処理の量がひっ迫しており、廃棄処理にかかるコストが増大しているといいます。 さらに、大阪湾に沈むレジ袋の数が推計300万枚に上るとされているほか、2050年には世界のプラスチックごみの量が海洋に生息する魚の量を上回るとまでいわれているのです。 日本はレジ袋を含むプラスチック容器包装の一人当たり廃棄量が、世界の主要な国・地域の中ではアメリカに次いで2番目に多い国です。 これらの問題を解決するためには、私たちの日常生活に身近なレジ袋を有料化し、国民一人あたりのプラスチックごみの量を減らすことが必要不可欠なのです。 (参照:どうしてレジ袋を有料化するの?) ...

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