March 2023

SDGsに貢献!ペットボトルキャップをワクチンに変える運動とは

SDGsの達成に向けてさまざまな取り組みが行われていますが、その中のひとつにペットボトルキャップをワクチンに変える運動があります。今回はこの運動について、詳しく解説します! ペットボトルキャップを回収するのはどんな取り組み? ペットボトルキャップをワクチンに変える取り組みは、認定NPO法人「JCV(世界の子どもにワクチンを 日本委員会)」とUNICEF(国際連動児童基金)を中心に立ち上げられた運動で、誰でも参加できる取り組みです。まずはこの運動を推進する目的やSDGsとの関連について見ていきましょう。 目的は世界の子どもたちにワクチンを届けること ペットボトルキャップを回収する最大の目的は、世界の子どもたちにワクチンを届けることです。 ペットボトルキャップを回収し、リサイクル業者に売却した際に出る利益がJCV(世界の子どもにワクチンを 日本委員会)に寄付されます。 そしてJCVがUNICEFと連携し、世界のワクチン工場へワクチンを発注するという仕組みです。ペットボトルキャップを1,000個集めれば2kgになり、1人分のワクチン代になります。10,000個集めて20kg分になれば10人分のワクチンが確保できるのです。 開発途上国にはワクチンがないために、命を落とす赤ちゃんや小さな子どもが1日4,000人います。2019年の5歳未満の死亡者は520万人おり、約3人に1人の死はワクチンで予防できます。...

Continue reading...

SDGs目標1「貧困をなくそう」|日本の現状を見てみよう

SDGs目標1「貧困をなくそう」では世界中のあらゆる貧困をなくし、貧困に苦しむ人々の自立を支援することを目的としています。 世界的にみると日本は豊かな国であり、貧困のイメージがないかもしれません。しかし、実際には子どもの貧困問題が深刻化しているのです。 そこで今回は、日本における貧困の現状や貧困が引き起こすさまざまな問題、国が行っている貧困家庭への支援策を解説します。 (参照:“地球上のあらゆる形の貧困をなくそう”) 深刻化する日本の貧困問題 貧困は「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2つに分類されます。絶対的貧困は、生命の危機に瀕するほど生活が困窮している状態を指し、開発途上国などに多い傾向があります。 一方の相対的貧困は、各国の国民の生活水準を下回る暮らしの状態を指します。日本の貧困は後者の「相対的貧困」にあたります。 相対的貧困率が先進国の中で3番目に高い日本ですが、中でも大きな課題になっているのが子どもの貧困です。 厚生労働省の調査によると、日本の子どもの7人に1人が貧困であり、その半数を占めるのがひとり親世帯であることがわかっています。 また、内閣府が行った調査ではひとり親世帯のうち86.8%が母子家庭であるとわかりました。(平成28年度調べ)...

Continue reading...

プラントベースフードやヴィーガン食にはちみつが含まれない理由

プラントベースフードやヴィーガン食には、動物性の食材を使わず植物性の食材のみで作られているという共通点があります。植物性の食材は野菜や果物、豆類などが該当しますが、基本的に「はちみつ」は含まれません。 花から採れるはちみつは、なぜプラントベースフードやヴィーガン食に含まれないのでしょうか? 今回は、はちみつがプラントベースフードやヴィーガン食に含まれない理由や、はちみつの代わりになるおすすめの甘味料を紹介します! はちみつは動物性食品?!その理由は? 花の蜜から採れるはちみつですが、実は植物性食品ではなく動物性食品に含まれます。 その理由は、生き物である蜂が花の蜜を運んでくるからです。 しかも、蜂は花の蜜を運ぶだけではなく、体内で花の蜜を蓄えます。その際唾液や酵素の働きによってはちみつが作られるのです。 はちみつは蜂が花の蜜と自らの力で生成しているものでもあるため、動物性食品の類になるわけです。また、ヴィーガニズムでは「動物からの搾取を避ける」といった考えが根底にあります。 はちみつは蜂の労働によって作られているため「搾取」という考えに至ることが、ヴィーガン食にはちみつが含まれない理由のひとつです。 (参照:日本ヴィーガニズム協会)...

Continue reading...