November 11, 2022

気候変動による果物への影響|適応策と新たな取り組みの必要性

今世界では気候変動による異常気象で、干ばつや水不足などさまざまな問題が起こっています。気候変動の影響は私たちの身近なところまで迫っており、そのひとつが果物への影響です。 今回は気候変動による果物への影響や適応策について解説します! (参照: https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/climate_change_un/climate_change_effects/) 気候変動がもたらす異常気象 日本ではここ数年の間で、夏の猛暑や大雨、猛烈な台風や暖冬などさまざまな異常気象が起こっています。 例えば2018年の夏は記録的な猛暑で、熱中症による死者は全国で1500人以上にのぼりました。またこの年、全国で観測された猛暑日の年間延べ地点数が、過去最多を記録しました。 気象庁の検証では、地球温暖化が起きていなければこのような猛暑は起こり得ないとして、温暖化と猛暑との関連を断定しています。 加えて2020年1月の気象庁の発表によると、日本の平均気温は年による変動はありますが上昇傾向で、1898年以降100年あたり1.24℃の割合で上昇しています。 1990年以降は高温となる年が特に増えています。2020年の平均気温は1991〜2020年の平均値に比べ+0.65℃となり、1898年の統計開始以降、最も高い数値となりました。...

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